It was a day of the recorging of my Japanese bamboo flute yesterday.
昨日は Synopia(篠笛・力丸 潮 ピアノ・湯田亜希 作曲・松岡政長)の 録音日でした。
調律された 唄用の 篠笛と言えど 気温や湿度で 音程が 微妙に 変わってきます。
Synopiaのように 篠笛とピアノの 同時演奏録音となると その日の 室温・湿度コンディションが 笛の音に 大きく影響するので 録音は 本当に 大変です。
金属のフルートは 長さが 調節できるので 音程調節が できますが 竹で できた 自然素材の 篠笛では 大きな 音程調節が できません。
せいぜい 首を 突き出したり 引っ込めたりしての 音程調整です。
太鼓や 弦楽器との 録音なら 微妙な 音程の違いは 気にならないのですが ピアノとの 録音となると 話は 違います。
完璧に 全部の音が きちんと 調律されている笛と 出会うと言うことも 難しい話なので 一本一本違う 笛の個性を 把握していなければ なりません。
例えば この笛は シの音と ミの音が 低めだから 首を 前に 突き出す とかね。
私の 音楽家の友達で 自分の持っている 楽器に 人の名前を つけている人が いますが その気持ち よく わかります。
私も 一番いい音が 出る笛は 密かに "イチロー" と読んでいます。