お正月に 七福神を 祀る 神社に
お参りに 行きました
七福神の 神様は 一人一人 ばらばらに
祀られていて お参りも ひとりずつ
7回 することに なります
寿老人の 前で 男の子と 父親が
立ち止まりました
「ねえ パパ このひと だあれ?」
お父さんは しばらく 考え
寿老人像の 脇にある 石に 刻まれた
漢字を 読みました
「この神様はね コトブキロウジン」
「コトブキロウジン…」
小さな男の子は 初めて聞く 不思議な 名前を
何度も 呪文のように つぶやいて いました
「コトブキロウジン コトブキロウジン…」
ち ち ちがう
この神様の 名前は コトブキロウジンじゃない
「じゅろうじん』だあああ と 私は 笑いながら 心のなかで 叫んでいました
七福神 という言葉は 知っていても 7人の名前は なかなか 言えないもんですにゃ